人工透析を行っている患者は、多くのストレスを抱えています。人工透析によって感じるストレスには、医学的なものと、社会的なものの大きく2つに分ける事ができます。医学的なストレスとは、病気や治療によって感じる不安や苦痛の事をいいます。
これは、人工透析に関わらず、病気になった際に感じる心の抑圧です。人工透析を行う事で、腎不全による体調の悪さはずっと楽になりますが、人工透析を受けても腎臓が完全によくなる訳ではありません。
人工透析をずっと続けていく不安や、拘束されることへの不満がストレスとなっていきます。食事なども好きなようには食べる事が出来ず、人工透析を行っている場合は、水も自由に飲む事はできません。
次に、社会的ストレスとは、病気や治療によって生活が制限されることや、家庭や友人との関係や役割が変化する事などです。自由に行動する事や、遊びまわる事ができないということに、人間は多くのストレスを感じます。一般的に、ストレスを解消するには、ストレスを感じている問題を解決する事ですが、人工透析を行っている場合は、人工透析をやめる訳にはいきません。
まずは、病気や透析を受け入れ、人工透析のある生活になれていく必要があります。透析を嫌がっていても、透析をやめる事は生命の危機に関係することなのでやめる訳にはいきません。家族や友達に透析について理解して貰い、支えてもらう事でストレスを軽減する事ができます。人工透析を受けていると、食事制限をしたり透析の為に長時間行動が制限されますが、なぜそうするのかを理解する事で、ストレスを感じにくくして、透析を受け入れる事が求められます。