人工透析を行っている人は、普通の人よりも睡眠障害を起こしやすいとされています。人工透析を行っているひとは、むずむず脚症候群と言われる睡眠障害を引き起こしやすく、不眠症などになりやすいとされています。
むずむず脚症候群は、足がむずむずするといった不快感が生じ、意識がそちらに集中してしまって睡眠が妨げられる睡眠障害をいいます。特に、眠ろうとして布団に入った時や、寝ている最中に起こりやすく、睡眠が妨げられたりして不眠症を引き越すとされています。
むずむず脚症候群は、糖尿病や高コレステロール血症の人がなりやすい他、人工透析を受けている尿毒症の人がなりやすいとされています。むずむず脚症候群は、はっきりとした原因は分かっていませんが、脳内の神経伝達物質であるドーパミンが何らかの機能障害を引き起こしていることや、鉄分の不足が関与していると考えられています。
また、人工透析は週に3回ほど6時間近く行われますが、長時間じっとしているので透析中は寝てしまう人が多いとされています。日中に長時間睡眠をとってしまう事で、睡眠のバランスが崩れてしまい、夜間に眠る事ができず睡眠障害を訴えている人も多くします。なるべく透析中は眠らないようにして、睡眠時間のバランスを保つように心掛けましょう。
ただ、人工透析を行っている半数の人は、何らかの睡眠障害を感じているとされ、そのうちの半分割合で睡眠薬を使用するほどの重度の睡眠障害が見られるとされています。眠る時間帯をそろえるようにして、身体が習慣的に眠りやすくなるようにするなどの工夫が必要です。